
仕様書の規範的なバージョンはW3Cのサイトにある英語版である。翻訳された文書は翻訳からの誤りが含まれているかもしれない。
Copyright ©2001 W3C® (MIT, INRIA, Keio), All Rights Reserved. W3C liability, trademark, document use and software licensing rules apply.
CSS&FP策定団体のメンバーは、CSSの仕様書をモジュール化することを決定した。このモジュール化は、仕様書の異なる部分の間の関係を明確にし、全体の文書の量を減らすのに、役立つことだろう。また、それぞれのモジュールの基準ごとにおいて、明確なテストを作ることもできるようになり、CSSのどの部分に対応すべきであるか、実装者が決定するのに役立つことだろう。その上、仕様書のモジュールとしての特徴によって、個々のモジュールが必要に応じて更新することができるようになる。よって、仕様書が、全体として、より柔軟で、より時節に合った発展を遂げることができるようになるのである。
このドキュメントはCSS3の仕様書に将来含まれるであろうモジュールをすべて表にしている。
これは、CSSワーキンググループから公開された、公式の概論で、CSS3の仕様書とCSSのテストスイートのモジュール化について、詳しく述べたものである。この文書は標準を立てるものではなく、知識を与えるものであるとして考えてもらいたい。CSSを含むW3Cが取り組んでいることに関する情報はスタイルの概要についてのページを参照してください。
これはW3Cのメンバーや、その他の関係者によって、再吟味してもらうために公開されたW3Cの策定中の草案である。草案の文書として、いつでも、ほかの文書によって更新されたり、置き換えられたり、時代遅れになったりするかもしれない。W3Cの策定中の草案を参考書の資料として使用したり、あるいは、"策定進行中"ではないものとして引用するのは不適当である。
現在のW3Cの勧告と策定中の草案や覚書を含むその他の技術文書の一覧は、http://www.w3.org/TRで探すことができる。
ぜひ、メーリングリスト www-style@w3.org(購読するにはを参照)、または、編者宛てに、コメントを送ってください
CSSが普及するにつれ、仕様書に拡張を加える必要性も増大した。一枚岩の仕様書に、多数の更新項目を、強引に押し込むのよりも、仕様書の個々の部分を更新できるようにするほうが、ずっと容易で能率的なものとなるだろう。モジュールという考えによって、CSSを、時節に合った、正確な最新仕様へと更新することができるようになり、それによって、CSSは全体として、柔軟で、時節に合った発展を斟酌することができるようになるだろう。
資源が限られた装置では、CSSのすべてをサポートすることはできないかもしれない。たとえば、聴覚ブラウザは、音声スタイルのみに、関係すればよい。ところが、視覚ブラウザは、音声スタイルにはかかわらなくてもよい。このような場合において、ユーザーエージェントはCSSのサブセットを実装してもよい。CSSのサブセットは、選抜されたCSSモジュールの、組み合わせでなければならない。だから、あるモジュールをサブセットに組み入れる、と一度決めたなら、そのモジュールの趣旨を、すべてサポートしなければならない。
すべてのモジュールは、"必須事項と推奨事項への準拠"という項を含んでいる。表の段の背景が緑色のモジュールは、どれも"CSSのコア"の一部と考えられている。表の締め切り(赤の背景)は、モジュールの、策定中の草案の公開の準備が整わなければならない日付を表している。HTMLベーシック、CSS3、およびSVGの、3つの"プロフィール"のそれぞれに、モジュールが関与しているかどうかを示している行も作った。モジュールの関与が示されていないモジュールはどれも、勧告案の状態に達するまでに、取りやめになる危機的状況下にある。表の編者がないモジュールは背景が黄色で、取りやめになる重大な危機に瀕している。
| モジュール | 編者 | HTML ベーシック | CSS3 | SVG | WD1 | WD2 | LC | 終了 | CR | PR | REC |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 構文/文法/その他 | X | X | - | - | - | - | - | - | - | ||
| セレクタ | Tantek Çelik, Daniel Glazman, Ian Hickson | X | X | 2000年10月5日 | - | 2001年6月26日 | 2001年3月26日 | - | - | - | |
| 値、単位 | Håkon Lie, Chris Lilley | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| 値の割り当て/カスケード/継承 | Håkon Lie | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| ボックスモデル/垂直線 | Bert Bos | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| 配置 | Bert Bos | X | - | - | - | - | - | - | - | ||
| 色/ガンマ/色のプロフィール | Tantek Çelik, Chris Lilley | X | X | 1999年6月22日 | 2001年3月5日 | - | - | - | - | - | |
| 背景 | Tim Boland | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| 行のボックスモデル | Eric Meyer | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| テキスト/双方向/垂直位置 | Chris Lilley, Michel Suignard | X | X | 17 May 2001 | - | - | - | - | - | - | |
| ルビ | Michel Suignard | X | 2001年9月16日 | - | - | - | - | - | - | ||
| フォントのプロパティ | Chris Lilley, Michel Suignard | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| ウェブフォント | Chris Lilley | X | - | - | - | - | - | - | - | ||
| 生成内容/マーカー | Håkon Lie | X | - | - | - | - | - | - | - | ||
| 置き換え内容 | Eric Meyer | X | - | - | - | - | - | - | - | ||
| ページ媒体 | Steve Zilles | X | 1999年9月28日 | - | - | - | - | - | - | ||
| ユーザインターフェース | Tantek Çelik | X | 1999年9月16日 | 2000年2月16日 | - | - | - | - | - | ||
| 表 | Bert Bos | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| 段組 | Håkon Lie | X | 1999年6月22日 | 2001年6月18日 | - | - | - | - | - | ||
| SVG | Chris Lilley | X | X | - | - | - | - | - | - | - | |
| 数学 | Angel Diaz | - | - | - | - | - | - | - | |||
| BECSS | Michel Suignard | 1999年8月4日 | - | - | - | - | - | - | |||
| ACSS | - | - | - | - | - | - | - | ||||
| 媒体の問い合わせ | Håkon W. Lie | X | 2001年4月 4日 | 2001年5月 17日 | - | - | - | - | - | ||
| SMIL | Debbie Newman | - | - | - | - | - | - | - | |||
| テストスイート | Eric Meyer | X | - | - | - | - | - | - | - |
ここに、CSSをどのように策定していくかについての基本的な覚書や謝辞などに加えて、仕様書の目標の大まかな概観を記す。
"前方互換性"(別名、"拡張性")を組み込みとして持っているという特色を持ち、階層構造の文書やその他のデータ構造に、任意のプロパティを加える方法。
CSS3のセレクタを説明する。セレクタは、HTMLやXML文書において、文書に(スタイルの)プロパティを関連付けるために、要素を選択するのに使われている。草案は、CSS1とCSS2のセレクタを含み、また、たとえば、要素がある語句を含んでいるか、その種類の要素が一つしかないかどうかを元にして、要素を選択できるようにする新しい提案を加えて拡張する。
値に対して適用されるもの。
プロパティが相互に影響する仕組み、およびCSSが作用するときの核となる仕組み。
ボックスモデルは、テキストフローの原理を説明している。テキストや画像のブロックを"回り込ませる"仕組みを含んでいるが、段組、表やその他の高度なレイアウトは除いてある。すなわち、テキストやほかのオブジェクトを行内に並べたり、行をブロック(段落)内に並べたりする仕組みや、そのブロックが、別のブロックの下に配置されたり、マージンやボーダーと並べて配置されたりする仕組みを説明している。
これは、文書の標準のフローにおいて順当に整形されるのとは違い、任意の場所に要素を配置する方法を説明している。
一般的な、基礎的な色の説明や、複数の環境においての色の処理。色のプロフィールの項は、画面を描写するシステムが、それぞれのピクセルに、正しい色を描写するために必要な情報である、"色の空間"を明示するために、画像を埋め込むとき、二つのプロパティを付け加える仕組みを説明している。とくにGIFやJPEGだが、時にはPNGもあるが、画像が、パソコンや、その他のプラットホーム上で、Mac上と違って見えてしまうという、悩ましい問題を取り除いてくれるはずだ。
要素の前景と背景のフォーマット処理の仕組みの説明。
行中の要素や、ブロック要素の行中の内容に適用される、行のボックスモデルの説明。
ユーザーエージェントにおけるテキスト処理の説明。双方向や、垂直位置、テキストの装飾、改行などを含む。
ユーザーエージェントによるフォント処理の説明。
縦書きの日本語やアラビア語のように、CSSにおいて、これまでほとんど留意していなかった、印刷上の伝統のための、新しいスタイルのプロパティを備えた提案を含む草案。CSSの策定団体は、これにおいてW3Cの国際化の策定団体と協力している。
内容の生成とマーカーの表示方法の説明。
置き換え内容が処理される仕組みと置き換え要素としてなりうるものを説明しているモジュール
CSS2にすでにあるプロパティを、流動的なヘッダとフッタ、ページ番号や印刷のスタイルのクロス参照("...ページを参照")。
ユーザのデスクトップ環境と、"キオスク"様式に対する提案とを融合する、GUI(グラフィカルユーザインターフェンス)を描写するための、さまざまな状態におけるフォーム要素の見栄え、より多くのカーソルや色といった、ウェブページの相互に作用する動的な面を、スタイル処理するための特徴を含む。
著作者は、自分のページ上に、"より多くのコントロール"を置きたい、と強く要求しつづけているが、フォントはそれを提供するのに使われる。このモジュールはウェブフレンドリーにフォントを作成する方法を提供する試みを行う。
ずっと利用しやすいスタイル内容を作成する試み。
CSSとSMILを連結させる試み。
表のモジュールは列と行との中にボックスを割り付けるプロパティを含む。これによって、設計者は、ボックスに、"表"、"セル"、"列"や"表題"のような役割を割り当てることができるようになる。さまざまな配置やボーダーのスタイルを提供する。
柔軟な段組のレイアウトに対する新しいプロパティを提案する。
XMLベースの言語おいて形(線、円、スプライン、その他)を、CSSにおいてスタイル(色で塗りつぶす、幅をなぞる)を表現するフォーマット。テキストとグラフィックスに、単一のスタイルシートを用いることにより、その両方を、同じスタイルで単純に作成することが、これのおかげで容易になるだろう。SVGは、いくつかの既存のCSSのプロパティを使用するが、テキストをスタイル処理するのに便利かもしれないし、そうでないかもしれない新規のプロパティも含む。これは、独立した仕様書として、勧告まで進むが、(新規の)CSSプロパティはCSSの策定団体で調整される。
数学的な表現のためのスタイルのプロパティを提供する試み。これがMathMLの仕様に深く関連することは明らかである。
(スタイルというよりはむしろ)挙動を要素に対して関連付けるために、CSSの構文や、CSSの持つカスケードや継承のシステムを用いるための提案。このコンテキストにおける挙動とは、クリックやキーのプレスのような、ユーザのイベントに対して反応するときの、スタイルや文書の動的な変化をさす。挙動自体はECMAScriptのような言語におけるスクリプトの一部として表現される。
スタイルシートが、どの種類のデバイスに対して適用されるか、より詳細に説明するために、この文書は媒体の問い合わせを提案する。媒体の問い合わせは、媒体の種類および、あるスタイルシートの適用範囲を限定するために用いる、ひとつまたはそれ以上の表現を含む。提案される媒体の特徴の中で、表現において使うことができるのは、"幅"、"高さ"(ディスプレイのサイズ)、および"色"(ディスプレイの色の濃さ)である。
実装の指針、具体的な例、および実装のサポートへのユーザの識見を提供するため、テストスイートは、どんな仕様書の成功に対しても重要である。テストスイートはそれ自体モジュールであり、モジュールの所有者を持っているが、個々のモジュールの所有者は、作成や、自分の特定のモジュールに対するテストの再吟味おいて、割り当てる責任がある。
付録は個々のモジュールに付随するため分けられている。 以下のように。
たとえば、あるバージョンと別のバージョンのモジュール間の変更は1つの仕様書全体の付録ではなく、そのモジュールの付録で突き止められるべきである。同様に、各モジュールのためのプロパティの参考資料がある必要がある。 仕様書全体のための単一の次第に増えていく参考資料があるかもしれない。しかしながら、これはまだどんな確実な物としても知られていない。 個々のモジュールは依存しているほかのモジュールや仕様書を記載している付録を含むべきだ。
仕様書全体にわたる付録もあるようになるだろう。 このように計画されている。
モジュールのテンプレートは全て、CSS3記述の規則[会員専用]で示された型に従うべきだ。 プロパティと値の定義に加え、それぞれのモジュールは依存する他のモジュール一覧を含め、そしてそれはCSS2からの変更点の一覧も提供する。